琉金 vs 松かさ病

先日、琉金が松かさ病をぶり返しました。もはや3回目…この厄介な病気に悩まされている飼育者の方も多いようなので、参考になるかはわかりませんが、闘病記録を残しておきます。(※あくまでも私自身の経験なので投薬や治療は自己責任でお願い致します)

効果があったのは、エルバージュエースによる薬餌、クロレラを与えて排泄を促す、毎日全換水の3つでした。

治療薬はエルバージュエースを使いました。エルバージュエースはカラムナリス菌にもエロモナス菌にも効果があるということなので常備しています。ただ、強い薬らしいので、魚の大きさや体力を判断して使っています。金魚はタフな魚なので大丈夫かと…


クロレラは整腸作用があり、消化不良や転覆病に効くということで観賞魚用のものを常備しています。与えると緑色の太い糞をたくさん出します。エロモナス菌が腸にいることもあるようなので、排泄を促した方が良いか思い、クロレラを与えました。クロレラは水に溶けると粉末状に散らばるので、粒餌を食べないときでも魚の口に入ってくれるのではないか、薬浴と合わせれば体内に薬効が届くんじゃないかとの淡い期待もあり。松かさ病にココア浴が効く、と言われるのも同じ理由にあるのではないかと思っています。松かさ病は魚の皮膚ではなく体内で起こっているので、なにかしら体内に働きかけることが大切なのではないかと感じました。ちなみに私自身はココア浴は試したことはないので効果の程はわかりません。

全換水は金魚の代謝を良くして排泄を促す目的があります。また金魚は糞を口に入れてしまうので、せっかく出した菌が体内に戻っては元も子もないので、水は常にきれいな状態を保ちました。薬浴や塩浴をしている場合も同濃度にして全換水するようにしています。頻繁な換水はかえって負担になることもあるので難しいですが、金魚の体力を信じて全換水していました。

1回目は6月末に発症。治療は、
Day1 エルバージュエース24時間浴
Day2 薬抜き。クロレラを与えて糞を出させる。
Day3 鱗が少し閉じるも完治せず3日経過。
Day6 エルバージュエースの薬餌を5粒与える
Day7 鱗が閉じる

糞が出てきたからか、鱗が少しずつ閉じてはきましたが完治しないまま3日が経過。そこで薬餌を試してみることにしました。エルバージュエースの濃縮液が残っていたので(ペットボトルで作り冷蔵庫で保管、1週間程度なら保存できるみたいです)、薬浴の濃度にまで薄め、餌を浸して待つこと15分。5粒ほど与えてみました。餌を乾燥させるのは大変なので、色々調べたら乾かさなくてもいいとの情報もあり、乾かさずに与えました。ちなみに今更ながら5粒は多かったかもしれません。翌日、あれだけしつこく閉じなかった鱗が閉じていました。一か八かの薬餌でしたが、効果はあったのだと思います。

2回目は7月末に発症。見つけた時点でかなり弱っていたので、エルバージュエースではなく、観パラDで薬餌を作りましたが、食べずに吐き出してしまいました。仕方ないので観パラDでの薬浴を続けました。餌を食べないのはかなり状態が悪いということなので、藁にもすがる思いでエプソムソルトも試しましたが、なぜか逆に悪化したので即中止となりました。(今は入浴剤として夫が愛用しています… 確かに汗がたくさん出て良いそうです)ケースバイケースで、これといった治療方法がないのが松かさ病が不治の病といわれる所以だと思います。

しばらく観パラDで薬浴しながらクロレラを与え続けていたところ、糞も出るようになり、金魚の体力が回復してきました。ただ、どうしても鱗が閉じないので、1回目と同じようにエルバージュエースでの24時間浴→薬餌に踏み切ったところ、鱗が閉じました。細かい記録を残していないのですが、完治したのは8月中旬なので約半月にわたる治療でした。

3回目は9月末、見つけたときは転覆してしまっていました。お腹はパンパンに張っています。もう3回目なので、エルバージュエースの24時間浴は飛ばし、薬餌を2-3粒、クロレラを与える、毎日全換水するを実行したところ、4日目にしてあっさり鱗が閉じました。消化不良が原因だったようで、空気糞→白い糸状の糞→下痢のようなベチャっとした糞、という過程を経て、ちゃんと太い糞が出るようになりました。エロモナス菌が関係あったのかどうか、よく分からず、もしかしたらクロレラと全換水だけでも治ったのかもしれません。

たぶん、この琉金の場合、すでに内臓にダメージを負っていて、消化不良→松かさになりやすいのだと思います。季節の変わり目はいつも以上に気をつけてあげないといけないと反省しました。3回も松かさにしてしまって、ごめんなさい。今はもとの水槽に戻り、元気に泳いでいます。

松かさ病は長引くうえに見た目も痛々しいので、飼育者には本当につらい治療になります。逆に言えば、すぐに亡くなってしまう病気ではなく、根気よく治療すれば回復する希望があるということなのかなと思います。(カラムナリス症は感染力が強く、進行が早くて、あっという間にグッピーが全滅したので、私はエロモナスよりもカラムナリスの方が怖いです…)

みなさまの愛魚が回復されることを心から願っています。

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